「アイブロウサロン ange(アンジュ)」有期契約満了の主張を撤回する

投稿者: | 2024年1月25日

(2024年1月25日:報道)

 「明日からこなくていいよ」と即日解雇したとして、都内を中心に店舗展開する眉毛サロン「アイブロウサロン ange(アンジュ)」の女性従業員が、運営会社「株式会社S’Group」(代表取締役 三須聖弥、東京都台東区浅草7丁目 )に正社員の地位確認と給与の支払を求めた裁判の第3回目の口頭弁論が19日、東京地方裁判所で開かれました。

 法廷に立った運営会社の代表者の男性は「有期契約の期間満了による退職であるとの主張は撤回する」と述べ、本訴訟に先立って行われた労働審判の際に行った主張を撤回し、女性従業員が無期契約であることを認める一方、「未払賃金は存在しない」と主張し、女性従業員側の請求の棄却を求めました。

 石川慧子裁判官は「次回の口頭弁論までに、双方、全ての書証を裁判所に出し、必要であれば、証人申請を行って欲しい」と述べました。

 女性従業員が加入している労働組合は取材に対し「運営会社は、無期契約をしていた女性従業員の解雇後に、有期契約の期間満了による退職であったと主張し、その主張が認められなければ、解雇後に無断欠勤をしていたのだから懲戒解雇になると主張していた。この度の口頭弁論で、運営会社の男性がそのような主張を撤回し、女性従業員の無期契約を認めたことは大きいが、運営会社の男性は、引き続き、未払賃金は存在しない、女性従業員の復職意思が見られないなどと主張し、未だ女性従業員に対する未払賃金の支払いを拒んでいる。運営会社の男性は組合員に誠実に対応して欲しい」とコメントしています。

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