新・破産者マップ(https://www.hasanmap.org)について、ITメディア、弁護士ドットコム、ビジネスジャーナルが報じているので、これに触れたいと思う。
このサイトは、2019年に話題になった破産者マップと類似したサイトで、破産者の情報をグーグルマップに可視化している。掲載期間は2009年~2019年の11年間のデータを掲載している。破産者マップと同じようにグーグルマップ上に破産者住所を可視化しているが、見ていて面白みがない。このサイトはメディアに出る、ずっと以前に情報が寄せられていたが、面白くないので取り上げてこなかった。
このサイトが面白くない理由の1つは、破産者マップのように「一枚」のグーグルマップに、ある一定期間の破産者が掲載されていないからである。1年ごとに、サイト右上のプルダウンメニューから、見たい年の地図を選択するのだが、このインターフェイスが非常に使いにくい。1枚の地図上に見たい情報が集約されるから驚きがあり、面白いのであって、それはすでに「破産者マップ」が実現している。3年たって、劣化した破産者マップを見ても、おもしろくはないので、3年前の「破産者マップ」ほど話題になることはないだろう。
このサイトは、複数のメディアに取り上げられているが、その理由は、有料で削除を受け付けているからである。「削除料」に関する記事を書くと、多くの人から注目を浴び、メディアの収入につながるからである。「新・破産者マップ」では、ピンの内容を削除するのに6万円、ピンごと削除するのに12万円が必要で、支払いはビットコインで行うようだ。
破産者の住所と名前は、官報で公告されており、国民に周知されている。6万ないし12万円を払い、情報を削除をする意味があるのだろうか? この金額をこのサイトに支払うのであれば、内閣府や国立印刷局を相手に、プライバシー侵害や名誉毀損、または破産法第10条をテーマに裁判を起こすか、破産者情報サイトに取り組む議員さんや政党に、この金額を寄付したほうがよいように思う。このサイトに削除料を払ったとしても、官報に公告されている破産者情報そのものが消えるわけではないので、今後も、次々と新しい破産者サイトができ、情報はコピーされ続けていくだろうから、このサイトに削除料を支払う意味はない。
こういった有料で削除を行うビジネスを始めようとする人間がいるのは、そもそも、官報の破産者情報が国民に周知されていないからである。破産者の情報が、国民に広く周知されているのであれば、このようなビジネスは成り立たない。2022年3月、政治団体オープンサイエンスが運営する「破産者情報通知サービス」に対し、個人情報保護委員会は、サイト停止命令を出した。個人情報保護委員会や、破産させることを生業にしている弁護士が、破産者情報が広がるのを防ごうとしているが、破産者情報の流通を防ごうとすればするほど、その情報の希少性が増すので、逆に情報に価値が生まれ、その情報を求める人、情報を提供するサービスが生まれることになる。
破産者情報の流通を防ごうとすれば「破産法第10条を改正し、破産者情報を官報に掲載をしない」「破産者情報は、弁護士、弁護士会、裁判所を通じるなど、情報の入手方法を制限する」「過去の破産者情報は、一定期間後に閲覧制限する」などの対応をしない限り、破産者情報の流通を防ぐことはできない。破産法第10条に基づき、破産者情報を官報に公告をしている以上、政府の責任で、官報情報を無料で国民に提供すべきであろうし、情報を視覚化するなど、わかりやすい形で情報を国民に提供するべきだと思う。
今日はここまで
「初めて知ったけど、調べてみたら知り合いがいてビックリ」っていうコメントは、この破産者マップがデジタルタトゥーである証左だよなあ
行政の見づらい情報をわかりやすくまとめてくれてるのに
新破産者マップが消えようが新破産者マップの運営が摘発されようが、破産バレした人は一生この汚名をきせられて、周囲に破産者だと認識されたまま日陰者の一生を過ごさなければならない
この甚大な一生続くこの被害を、新破産者マップの運営は一体どう考えているのか?
官報なんか一般人は目を通すことなどないんだが、建前上は広く世に公開している情報という位置付け。
それをWebで公開したらアウトというのも、線引きがよく分からないところですね。
母親に今後親友のA君と仲良くするのはやめなさいと言われました
突然そんなこと言われたので驚いて理由を聞いたところ理由はA君の父親にありました
インターネットをやっている保護者の1人が破産者マップなるサイトで近所の破産者を調べたところ、
保護者の数人がそのマップに載っており、その中の一人がA君の父親だそうです
その噂が今になって母親に伝わってきたようで上の事を言われました
正直僕はA君はいい子だし親の事情なんて関係ないと思うのですが、大人からしたら破産することってそんなにマズイことなのでしょうか?
世の中とはそういうもの
破産するっていうことは、お金を管理できない人間なんだと信用を失うこと
いろいろその人なりの理由があるだろうって言っても
破産した理由なんて、赤の他人が気安く聞ける話題でもないし
下手に理由を聞いて、お金を貸さなきゃいけない羽目になったら嫌だから、誰も聞かない
お母様は
A君のお父さん=お金の管理ができない人、お金にだらしない人、金遣いが荒い人
A君=そのお父さんに育てられたんだからA君も金遣いが荒いかも
と思って、あなたが悪い影響を受けないように守ろうとして、あなたにA君とのつきあいを禁止しようと
しているんだよ
自己破産したの今頃じわじわと悪い方に効いてきてる。婚活ができない、彼氏できてもご飯やデートの支払いでクレカじゃないのを不思議に思われないかソワソワする、後ろめたくて結婚の話ができない、いつ告白するか(または告白しないか)会うたびに考えて苦しい。
頑張って返済するんだった。
彼が破産者マップに掲載されており、聞いたら、音信不通になりました。長く付き合っていたので、ショックでした。ひょんな事から官報などを見る機会があり、その流れで。関係を断つしかないと考えたのだと思います。。
自分は家族の一部にしか伝えてないけど、関係が悪化した時に自己破産のことを暴露されるんじゃないかとか、介護とかで恩返ししなきゃっていう責任を勝手に背負ってしまうので本当に苦しい。
明らかにメンタル病んだ原因のひとつ。病むと仕事ままならないからうまく稼げずお金に苦労する悪循環。
破産したら 何年経とうがクレジット、カードも
つくれなくなる。よく7年経てば 作れるとか
言う人もいるが その間に取引のデータが なければ
審査では 破産か刑務所に入ってたと思うだけ。