山梨県甲府市で2022年10月28日~30日まで行われた信玄公祭り。コロナ感染症流行のため3年半ぶり、しかも初めての秋開催。信玄公祭りは、甲府市観光協会で勧められてきてみたのだが、このお祭りにきてよかった。
このお祭りの1ヶ月ほど前、日本公衆衛生学会が甲府であった。会場に甲府市観光協会のブースがあり、甲府市や山梨県の観光地や名物を紹介していた。パンフレットを眺めていると、担当者から声をかけられ、甲府名物の「ほうとう」「信玄餅」「ワイン」について説明を受けた。しかし、いくら説明を聞いても、心が躍らない。「ほうとう」と言えば「小作」。「小作」にはもう何度もいったし、「信玄餅」についても、山梨出身の学生さんや、出張帰りの先生達がおみやげでいつも持ってくるので、ああ、いつもの「信玄餅」という感じになっている。「ワイン」についても「白百合醸造」のワインはもう飲み飽きている。
そういったものは飽きてるし、心が動かないとその担当者に伝えると「信玄公祭りは、ご覧になりましたか?」と聞かれた。「信玄公祭り」は名前は聞いたことはあるが、実際に祭りの期間に甲府に滞在したことがない。「ギネス記録にもなっている武者行列」がウリだという。担当者から「信玄公祭り」の説明を聞いているうちに、ワクワクしてきて、信玄公祭りに行くことにした。
甲府は、東京から電車で2時間。とても近い。お祭り期間は、ホテルの予約が取れない事が多いので、予約を取れるか心配だったが、たまたま1室、甲府駅の近くのホテルが空いていた。甲府駅に降り立つと、有料の観覧席を発売しているテントがあった。有料で席を販売するぐらいだから、価値があるに違いないと、早速、購入。後でわかったが、有料席でなければ、直接ステージを見ることはできなかったので、購入して正解だった。
信玄公祭りは、今年で49回目。信玄公祭りは「三谷昌登」さんという方が演出、脚本を書いているようだ。これまで信玄公祭りを見たことがなく、例年との比較ができないのだが、舞台はとてもおもしろく、信玄公役の「後藤淳平」さんと、山本勘助役の「三谷昌登」さんとの掛け合いが特によかった。ギネス記録になっているお目当ての武者行列も見ることができ、大満足。また来年も見たいか?といわれれば、一度みれば十分で、何度も見たくなるようなものではないが、見たことない人は一度は見てみるとよいかも。